本プログラムについて
本プログラムは、滋賀大学・滋賀県立大学を中心に、地域企業の人材育成やリスキリングを支援する取り組みです。
2026年度は、DX、AI、データ活用、経営変革、課題解決などをテーマとした7つの実践講座が開講されており、9月初旬に第1回が開催されました。

第1回開講の様子
「DX実践基礎」では、DXを「意思決定の問題」として捉え直すという考え方を軸に、実際の事例(配車問題など)をベースにしたケーススタディとグループワークが行われました。受講者は与えられた情報から本質的な課題を見つけ出し、解決の糸口を探るプロセスを、グループで意見を交わしながら体験しました。
「データ活用実践(機械学習)」では、多くの受講者にとって初めてとなるGoogle Colab環境やPythonの基礎に触れる時間となりました。丁寧な資料と実演を交えた講義により、プログラミング未経験の受講者も置いていかれることなく、機械学習の考え方の土台を学ぶことができたようです。
「データ活用実践(最適化)」でも同様に、Pythonを使った数理最適化の基礎を、実践を交えながら学ぶ内容となりました。手を動かしながら学ぶスタイルは、初日から高い手応えを感じさせるものだったようです。
教室の空気感
初回ということもあり、受講者からは緊張感と同時に、新しい学びへの前向きな空気が感じられました。


特に多くの声として挙がったのが、「DX=AIやシステムを入れること」という思い込みが、講義を通じて良い意味で覆されたという気づきです。「課題を明確にすることが先で、AIやシステムはあくまで手段の一つに過ぎない」という考え方に触れ、視点が変わったという反応が複数見られました。
また、グループワークを通じて他社の担当者と課題を共有し合う時間も、好意的に受け止められていました。異なる業種・立場の参加者同士で意見を交わすことで、「自社だけでは気づけなかった視点が得られた」という声も聞かれています。
数字で見るアンケート結果
第1回終了後に実施したアンケートでは、いずれのコースでも高い満足度が示されました。数字と合わせて、受講者から寄せられた声もご紹介します。
満足度(「満足」「非常に満足」の合計):全コース平均で約9割
「AIやシステムを入れることが解決策ではなく、まず課題を見極めることが重要だと分かった」「実際の事例をもとにした講義で、考え方が実感を持って理解できた」といった声が多く寄せられ、講義内容そのものへの評価につながっているようです。一方で、「今回はまだ初回なので判断できない」という声もあり、今後の展開への期待も感じられました。
知識・理解の深まり(「深まった」「大きく深まった」の合計):全コース平均で約9割
「機械学習や最適化という言葉は知っていても、その位置づけや目的の違いが初めて整理できた」「データ分析は分析すること自体が目的ではなく、意思決定に活かすことが重要だと理解できた」など、概念の整理が進んだという意見が目立ちました。プログラミング未経験からのスタートだった受講者からも、「置いていかれることなく、無理なく理解できた」という声が聞かれています。
同僚・知人への推奨度(10点満点):全コース平均で7点台後半〜8点台半ば
推奨度が高かった理由としては、「グループワークで他社の担当者と課題を共有できたのが新鮮だった」「実践を交えた進め方で、業務への応用イメージが持てた」といった意見が挙がっています。一方で、「グループで考える時間をもっと確保してほしい」「もう少し具体的な手法まで踏み込んで学びたい」など、密度の濃い内容だからこその要望も見られ、次回以降への期待の高さがうかがえます。
特に、より実践的な内容を扱う「データ活用実践」系の2コースでは、満足度・理解度ともに高い水準となっており、実践形式の学びに対する手応えの強さがうかがえます。
さいごに
第1回はいずれのコースも好調なスタートを切りましたが、受講者からは「次回はもっと具体的な手法を学びたい」「実際に手を動かす時間を増やしてほしい」といった、次回以降への期待の声も多く寄せられています。
今後も講座を重ねながら、受講者が自社の課題解決に実際に活用できるスキルの定着を目指していきます。


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